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壮絶な半生から劇的な復活を遂げた柴犬さん

こんにちは。東京都町田市のトリマーの橋本なみと申します。

今日は、

壮絶な半生から劇的な復活を遂げた柴犬さん

というタイトルで昨年夏~秋まで皮膚サポート講座でサポートさせていただいていた柴犬さんのお話をご紹介したいと思います。

柴犬さんのお名前は「ムギちゃん」と言います。ムギちゃんは壮絶な半生から、新たなご家族の愛情あるサポートで、わずか3~4か月で劇的な変化を遂げられました。

7/14 保護初日

皮膚が肥厚化して慢性化し、像の皮膚のように硬くなっています。掻き壊してとてもひどくなっていますね。

私の皮膚サポート講座を受講されたのが8/26。これは8/27日のお写真です。

ご家族の献身的なサポートで、1か月ちょっとでここまで回復されていました。ここから私のサポートも始まります。

10/18

とても順調に皮膚の状態が変化しています。

11/30 サポート終了時

見違えるほどふさふさになりましたね。

ムギちゃんの壮絶な半生とご家族の温かいサポート、受講中どんなことをアドバイスし、飼い主様に何をやっていただいたか、ご紹介します。

ムギちゃんが今の飼い主様の地域に引っ越してきたのが一年ちょっと前。近所の方の目撃により虐待が分かりました。

引っ越してきた当初は何犬か分からないほど脱毛し、ガリガリにやせ細り衰弱していたそうです。

庭に出されている時は近所の方がごはんをあげてくれていたそうですが、庭に出ていないとごはんも2日や3日に1回。

ごはんやおやつを与え続けていたら少しずつ毛が生え始め、黒い犬だと思っていたのが柴犬だと判明したそうです。

体は掻きむしり血や毛が固まっていて皮膚も黒くなっていたそう。タバコの火で毛を焼かれているのか、焦げ臭くチリチリになっていることもあったそうです。

ここでは書ききれない壮絶な生活を送っていたムギちゃんは、様々な経緯を経て今の飼い主様に保護されました。

保護後約1か月で私の皮膚サポート講座をご受講されたときは、アトピーの診断をされ治療されていました。薬が効かずどんどん増え、4種類ものお薬を飲まれていました。

それでも、栄養優先にした手作りごはんとフードを併用したごはん、栄養を補助したり腸に働きかける補助食品、シャンプーや保湿なども頑張っておられ、保護時より発毛もして良い方向に向かっていました。

受講時のお話で、冷房の効いた部屋でも24時間はあはあし、一時期は氷枕も使うほど相当な体の熱さが見られ、とにかく

体の熱を引かせる食材を優先に取り入れるアドバイス

お腹が緩くなることがあったので、毎食様々なタンパク質食材を加えられていたのを

一食自体はタンパク源の種類をシンプルにするアドバイス

をさせていただきました。

お水も多いと2リットルがぶ飲みしてしまう状態から、受講当初は熱を引かせることと同時に

利水も食材で行っていくアドバイス

もしました。その時最優先にやるべき食事面のケアはもちろんサポート期間終了時後に来る寒い季節に備えて

冬場の過ごし方や食材のアドバイス

もさえていただきました。

アトピー治療をされ、受講当時腸に働きかける補助食品を摂られていたのを、アトピーという観点から見てより強化した補助食品もお勧めさせていただきました。

私は今勉強しているスクールで、体が硬いことで熱が逃げにくかったり、体のお水が流れにくくなり余分な水が溜まったり、体の硬さや張りなどの違和感からも体を掻くことを知り、ご家庭でのマッサージも取り入れていただいています。

ムギちゃんに関しては、お父様が受講前から毎日マッサージしてくださっており、それが本当に大きなサポートになったと思います。

マッサージしてほぐれた体を維持していくため筋トレも少しずつアドバイスしていきました。

ムギちゃんは虐待時の栄養失調からか目が見えてなくなっており、保護前は歩くことさえできなくなっていた時期もあり、筋トレもスムーズに進まないこともありました。

それでも飼い主様は私のアドバイスをすぐに取り入れて頑張ってくださいました。私がこれをやってみては、とお伝えしたことはすぐにでも取り入れて実践されていたことが印象的でした。

そんなムギちゃんは、サポート期間が終わる頃には見違えるほどに発毛し、4種類飲んでいたお薬も何と

ゼロ

になっていました。お薬ゼロで

痒みも出ていません。

更にサポート終了し3週間経った時に、筋トレの継続の効果かつまずかなくなってきたそうです。

私はアトピーという観点にも受講当初は着目していましたが、病名だけに捉われない大切さを今学んでいます。

毎日続けられたマッサージや継続して頑張っておられる筋トレも、皮膚を良い状態に導くことを知り、ムギちゃんの体の回復がそれを物語っていると思います。

飼い主様には、一旦腸のケアを辞めてみても、最低限の量で続けてみてもどちらでもよいですよ、もしまた痒みが出たら使ってみたら良い、と最後にアドバイスさせていただきました。

ムギちゃんのサポートはご家族全員で頑張っておられました。誰一人のサポートも欠かせなかったと思います。

私は、獣医でも療法家でもありません。ご家族が適切なケアをできるようになるサポートをするだけであり、それを実践して頑張るかは飼い主様次第です。

皮膚の不調は良くしてあげられるのは飼い主様の力に他ならないからです。

私は飼い主様から伺った壮絶な半生を聞いて、ムギちゃんが今の飼い主様に迎えられるまで生きてくれていただけでも嬉しかったです。

それがご家族の愛情とサポートで、ここまで皮膚が良くなったこと、本当に嬉しく思います。

ムギちゃんのお顔の写真、とても愛おしくてたまりません。

これからも温かいご家族の元で、幸せな犬生を送られることを心から願っています。