こんにちは。ホリスティックウェイブスの橋本なみです。
開業まで約10日!準備や勉強、日々の雑務などに追われ毎日バタバタです💦無事開業に間に合うようラストスパートで頑張ります!
今日は
「暖かくなり痒みや赤みが増してきた」
というタイトルでお話していきたいと思います。
3月頃から少しずつ暖かくなってきて皮膚の痒みや赤みが増している子が増えてきましたね。
痒みに「季節性」があるのはアトピーの一つの特徴でもあります。(アトピーでも年間痒いケースもあります。)季節性の特徴に多い春の痒みは花粉に反応していることも多々あります。
花粉やホコリなど環境中にアレルゲンがあるのもアトピーの特徴。
物理的に花粉を落とすためにシャンプーしたり、洗濯物を室内に干したり、過剰なアレルギー反応を起こす「免疫の暴走」を止めるための細胞を活性化するためにいわゆる「腸活」というものが必要なこともあります。
また、皮膚の痒みをもたらす菌は高温多湿が好き。暑い時期食べ物が腐りやすいのも菌が増殖しやすいからと考えるとイメージしやすいですね。
指間や顎下など痒みが増えていませんか?菌が増えて痒い場合はシャンプーして落としてあげると痒みが楽になることも多々あります。
菌が物理的に増えていると、いくら食生活など頑張っても痒みは治まりません。食事で皮膚病を良くしたいという飼い主様も多いのですが、皮膚のトラブルは食事だけで解決できないことは多々あるので少し注意が必要ですね。
痒みや赤みの背景に菌が増えているのか菌は関係ないかを探るために、
シャンプーをして痒みが減るか変わらないか
を見ることはとても大事なポイントです。
シャンプーをして痒みが楽になる場合は菌の増殖が考えられます。月一のシャンプーでは頻度が足りていないこともよくあるので、シャンプー後の痒みの変化を観察するこはとても大事です。
菌に対しては「薬用シャンプー」という殺菌成分が配合されたシャンプーがあります。殺菌作用がある反面、皮膚への刺激性も指摘されています。
とある研究では薬用シャンプーを使い続けるより、薬用成分のない保湿系シャンプーを続ける方が結果的に菌の数が減るという結果も出ています。
薬用シャンプーも時と場合によって、短期的に使うことは良い場合もあると思いますが、その後の「保湿」は必ず行ってくださいね。
どんなに低刺激のシャンプーでも
洗うということ自体が皮膚にとっては負担
になります。シャンプーで菌を落とすことが必要なんだけと皮膚には少なかれ負担になるという感じです。
また、細菌が出す毒素が皮膚バリアを壊したり、細菌も真菌もどちらにせよ増えやすい子は背景にアトピーがあり、二次的に菌の増殖が起こっていることも多く、そのアトピーは皮膚バリアの低下があることが分かっています。
皮膚の水分蒸散量も高くなっています。
だから基本的に
シャンプー後の保湿はマスト
と思ってもらうと良いかと思います。健康な皮膚の子も同じようにシャンプーすることの負担は少なからずあるので保湿できた方が良いですね。
暖かい時期に痒みや赤みが増す子には、このようにシャンプーで痒みが減るかどうかを観察し、それによりシャンプーの頻度を少し増やしたり、シャンプーの際に保湿をすることはご家庭のケアとしてやってあげることができます。
5/15(水)にオープンするサロンは、特に皮膚にお悩みを抱える子をサポートしたいという想いで作るサロンでもあります。
皮膚科学的に見た観点、東洋医学的に見た観点、姿勢や筋肉・足の使い方から見た観点、栄養学的観点など広い視野でケアの方法をお伝えできるよう、努めていきたいと考えています。
継続して通うことが難しい子のために、飼い主様がご家庭でケアできるようになるためにスキンケアなどを実践を交えてレクチャーしたり、3か月フォロー期間を設けて食事面などもアドバイスして経過をサポートする1day皮膚サポートコースも作りました。
暖かくなり皮膚の痒みや赤みが増してきた場合は、花粉などに反応していたり湿度や気温が増して菌の増殖が起こって痒みに繋がっている場合があったります。それらの背景にはアトピーを抱えていることもあります。
わが子の皮膚の不調がどのタイプかすぐに特定することは難しくても、その時できるケアをやっていくことでどんなタイプの皮膚の不調かを見つけていくことは可能です。
遠方にお住まいの方に向けた皮膚サポート講座も開催しています。皮膚のお悩みがあってご家庭でのケアでは限界を感じる場合はぜひお問合わせしてみてくださいね。
さあ、GWも後半戦。みなさま、良いGWをお過ごしください(o^―^o)