こんにちは。
東京都町田市のトリマー兼犬猫ごはん講座講師の橋本なみです。
最近本当にムシムシジメジメと暑いですね。
梅雨も終盤ですが、今日は、
梅雨時期の消化器トラブルに
というタイトルで、梅雨の消化器トラブルとそれに対応したごはんをご紹介したいと思います。
こうもジメジメムシムシした日が続くと、体調を崩されるわんこも多いのではないかと思います。受講者さんのわんこでも、この時期や嘔吐が下痢といった症状が出ている子がいますね。
雨も多く、気圧の変化や湿度の高さで自律神経が乱れ、胃腸の働きが低下して下痢や嘔吐に繋がったり、
湿度が高いことで体に余分な水分が溜まってその水分が尿ではなく下痢として出てしまうこともあります。
下痢や嘔吐など、消化器トラブルが出ていて、なおかつ体がむくんでいる子には、胃腸の働きを健やかにするごはんで対応することができます。
むくんでいる目安は、
・首元のお肉をつまんで上にひっぱりパッと離した時に、瞬時に戻るかややゆっくり戻っていくか
・つまめる皮膚が分厚いか薄いか
で判断できます。
つまんだお肉が瞬時に戻らない時や、つまんだ皮膚の厚みが2センチを超えてくるようならむくんでいる恐れがあります。
短頭種さんの首周りのお肉や顔のしわのたるみも多くがむくみによって出ていますよ。「犬種だから」ではなく上記のむくみの目安を参考にされてみてください。
では梅雨時期のむくみがある子の下痢嘔吐などのトラブル時に対応したごはんを2パターンご紹介します!
ただし、下痢や嘔吐が出てしまった時は基本的には絶食です。ごはんをあげてしまうとまた下痢や嘔吐として出てしまう恐れがあります。下痢や嘔吐を繰り返すと気力体力もどんどん奪われてしまうので気をつけてくださいね。
そして、少しずつ水分は摂れる工夫はしてください。
下痢や嘔吐が落ち着けば少量から下記のごはんをあげてみると良いですよ。
Part1
タラ、ハトムギ、キャベツ、塩
Part2
カツオ、白菜、山芋、塩
Part1とPart2の食材は一部入れ替わっても大丈夫です🆗
これらの食材は、胃腸の働きが低下している時にその働きを助けてくれるサポートになります。
なつめをちぎってお湯に浸けた戻し汁を加えるとなお良いですね。なつめの実自体は取り除いてくださいね。なつめも消化器の働きをサポートしてくれます。
食材の数は敢えて3種類ほどと少なくしています。
沢山の食材が体に入ってくると、消化のために体は一生懸命働いていっぱいいっぱいになってしまう恐れがあります。
こんな時は「栄養バランス」よりも消化しやすく胃腸の働きの助けになるごはんであることの方が大事です。食材もできるだけ細かく切ってあげてください。
状態が落ち着けば、
特に下痢の原因にもなりやすい梅雨時期のむくみのもとになっている体に溜まった湿気(水分)を取り除くためにハトムギ、冬瓜などの利水食材をベースに入れ、ビタミンミネラル源としても肉やその内臓類を使っていきたいですね。
梅雨のムシムシジメジメ、まだしばらく続きそうですが、不調は体の状態を見直す良い機会にもなると思います。
消化器トラブルが出ている場合ご参考ください。
今日もお読みくださりありがとうございました。