こんにちは。東京都町田市の、トリマー兼手作り犬猫ごはん講座講師の橋本なみです。
今日は基本のお話しと、最後に講座概要をご紹介したいと思います。
●なぜフードではなく手作りごはんが良いのか
●栄養バランスは摂れるのか
●作るのは難しくないか
講座では生肉を用いた生食や加熱調理する加熱食の作り方もお話ししていきますが、手作りする場合に使う食材は肉や魚、野菜などの食材を「適切」に調理することが重要です。
適切な調理とは、フードのように乾燥状態にまで加工する高温処理(高温焼成)ではなく、食材の形を残した状態の調理です。私の講座の特徴の一つは生食にも対応した手作りごはんが学ぶことができるという点かと思います。
生食や最低限の加熱調理したごはんは、生命にとって最も必要である「水」が豊富に含まれます。猫にとっても水は生命の維持や健康維持に非常に重要です。フードと水だけの生活の場合、体は慢性的な水不足の状態に陥っています。水を飲んでいるように見えても、実際猫の一舐めは1ccにも満たないごく微量なのです。
水が不足することで代謝が落ちたり水を使って老廃物をろ過する腎臓にも負担がかかってきます。食材そのものが持つ水分子は食材と結合しており、体への吸収が良いため、元々水を飲む習慣があまりない猫にとっても食事だけで十分な水分が摂れるのです。
猫に必要な食材を適切に調理することで、肉食動物である猫に必須のタンパク質やミネラル、ビタミンがしっかりと摂ることが可能です。(市販のフードはほとんどが過剰な糖質を含みます)
また、生や最低限の加熱で作ったごはんは消化が良いのも特徴です。
水分が摂れ、栄養を豊富に含み、消化がよい。これは手作りすることでしかなかなか叶えられないのが現状です。
また、栄養バランスというものは、猫の体に必要なお肉を中心にしっかりビタミンやミネラルを含む手作りごはんを食べることで、自分の体で調整できるようになります。「自分の体で調整できる」これができることで、毎食厳密に計算したり沢山の種類の食材をせっせと調理する、などの作業が必要ではなくなるのです。
これは当然、作る作業は簡単であり、飼い主様の負担にもならずに長く続けられるということに繋がるのです。いくら栄養が豊富でも厳密な計算や多数の食材の用意などが必要になれば、作る側の労力がいりますからね・・・。
さて、講座の概要は以下のようになります。
●手作りごはんによる体の変化
●猫の性質とそこから見える猫の食性
●ペットフードが抱える問題点
●視野を広く持って猫の健康を考える
●食事が持つ意味について
●猫に最適なごはんとは
●栄養バランスは摂れるの?という心配について
●手作りごはんを実践する上で大切なこと
●猫に必要な栄養素
●食材について
●実践の仕方
●フードからの切り替え方
●栄養学
●猫に多い病気について
●与えてはいけない食材
●与える上で注意が必要な食材
●妊娠期、成長期、老齢期のごはん
●離乳期、成長期のごはんが与えるその後の影響
●猫の健康に注意が必要な身の周りのもの
●猫と関わる上で大切なこと
開催はzoomによるオンラインで行います。
料金は全二回で17600円となります。
ページ右上の三本線(MENU)ボタンより講座の詳細をご確認いただけます。
講座の中でお伝えしていく手作りごはんの一例として我が家の手作り猫ごはんをご紹介したいと思います。
早速ですが、一皿目。
講座の中では生肉を使った生食の方法と加熱する加熱食どちらも作っていけるようお伝えしていきます。生食をやってみたい方もその方法を基礎からしっかり学ぶことができます。
写真のごはんは馬肉、小アジ、ブロッコリースプラウト、ギーそして講座の中でお話ししていく大切な食材もこれに加えます。
二皿目
鶏肉、鶏手羽先、小アジ、その他。
手作りごはんと聞くと多くの方が大変そうとか、難しそうというイメージを持たれます。ですが、実際作ること自体はとても簡単であり、どうやって食べてもらうか、どういったごはんが今その子の体は欲しているかという見極めの方が難しいのです。ただただ、レシピ通りに作ればいいのであれば、言ってしまえば本でも学ぶことができますよね。
だけど、相手は命ある生き物であり、体も心も変化することを忘れてはいけないのです。
あくまでも作る側である私たちが無理なく続けられる内容と価格であることも大切だと思います。
私の作るごはんや講座の特徴なども少し見えてきたでしょうか?
講座では生食と加熱食をお話ししていきます。ごはんを作る時にどういったごはんがそのこに合っているかはやってみないと分かりません。しっかりと
・その子の状態を見ること
ここを大切にしてください。
生食(生のお肉を使った犬猫のごはん)だけを推奨されている方もいらっしゃいますが、私は犬や猫が元気に過ごせるならどっちでもいいと思ってます。
なので、今日ご紹介した手作り猫ごはんは、一つの参考として見ていただければと思います。正解などどこにもありませんし、あったとしてもそれは変わることもあります。まずは目の前の子の食べる様子や食べ終わった時の様子、体の調子や便の状態などその子をしっかり見て、あげるごはんを選択していくことが大切です。
豊かな猫生を願って、手作り猫ごはん講座、開催させていただきます。
今日も最後までお読みくださりありがとうございます🌷