こんにちは。皮膚専門トリミングサロンNamiの橋本なみです。
旧年中は沢山のお客様・受講者様に頼りにしていただきありがとうございました。また、学ばせていただいた獣医さんや先生方、連携を取らせていただいた獣医さん・療法家さんには大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
約一か月前、我が家の愛猫源二郎が6歳という若さで突然死で亡くなりました。沢山の方にお花をいただき亡くなって1カ月近くたってもまた新たにお花をいただき、源二郎が残してくれた功績の大きさに「源二郎が与えてくれたものはすごいね。お母さんも源二郎も幸せだね。」と心から感謝しています。

源二郎の死をきっかけにそれはそれは色んなことを感じ考え過ごしてきた1カ月でした。
飼い主なら多くの方が我が子(愛犬愛猫)に健康でいてほしいと願い病気があれば良くなってほしいと願い、長生きしてほしいとも願っていると思います。
源二郎は生前何か病気があったわけではなかったのですが、気になることがあったので未病のために民間療法の先生にお世話になっていたし、長く元気でいてほしいとい願っていたし、長生きもしてほしいと思っていました。
なので突然死はとてもつらい出来事でした。
でも源二郎の死を通じて色んなことを考えさせられ自分とも向き合ってきたこの期間はとても大切な時間でした。
犬猫さんたちはみなお役目を持ってやってきてくれたりお家を選んでやってきてくれます。それだけでなく、今回源二郎の死を通じて「死期」というのも犬猫さんが決めていることを知りました。それが腑に落ちた時、とても大切なことに気付かされたのです。
源二郎が亡くなってから考えていたこと。
「健康であってほしい」「病気を良くしたい」「長生きしてほしい」
それは、我が子のことが可愛いくて大切だからであり、病気でつらい思いもさせたくないし、1日も長く一緒に過ごしたいと願う当たり前の愛情。
だけどその愛情と表裏一体で人間のエゴにも気付いたのです。
動物たちは意味を持ってお家にやってくる。そして死期を決めていることもある。
ただただ今を生き人間よりもはるかに深い愛情を持ちそれはそれは尊い存在だと思っています。
私は普段皮膚のご相談やそれ以外の不調も沢山ご相談を受けさせていただいています。
みなが元気であってほしいと願い犬猫さんや飼い主様と関わらせていただき飼い主様が目指すところに寄り添いたいと伴走してきました。
でも私は源二郎の死から少し考え方が変わったことがあるんです。
源二郎の片割れ(残された兄弟の源三郎)に対して自然とこんな想いが沸き、それを話してあげるようになりました。
「お母さんは源三郎が元気でいてくれたら嬉しいけど、どんな源三郎でも大好きだよ。できれば長く一緒にいたいけど源三郎が決めた猫生を全うしてくれたらそれでお母さんは良いからね。」と。

もしも病気になれば良くしてあげたいと願い色々やってあげると思うし未病を願いやっていることもある。痛みや苦痛があれば取り除いてあげたい。
だからやることは変わらない。
でも気持ちが変わったんです。
「病気は悪ではない、生きていることが素晴らしい。」
「早く死を迎えたら寂しいし率直に悲しいけどその子が決めた寿命を全うしてくれたらそれでよい。」
健康で長生きだけが良いことで病気や短命が良くないという、そういうジャッジはしたくないと。それは我が子にだけでなくトリマーとして私が関わる全ての子たちに。
でも人間は我が子が可愛いからこそ故に愛情と表裏一体でそういうジャッジをくだしてしまいがちな生き物。
そして不調や病気があると何とかしなければと取り去ることばかりに意識がいってしまう。特に私のお店に来られる方や講座を受講してくださる方は熱心な方が多いので良い意味でも一生懸命です。
でも病気や不調を良くないと思い、他の子と比べ、老いていく姿を悲しく想い、〇〇歳まで生きてほしいと思い、、
言い出すとキリがないのですが我が子への想いとエゴは紙一重で存在すると思ったんです。
私は源二郎に長生きしてほしかった。でも源二郎は自分の決めた猫生を謳歌し旅立った。長生きしてほしい、〇〇歳まで生きてほしいなんて、それは人間の価値観の中の善し悪しでしかないのです。
「生きているだけでどんな子も素晴らしい」
「死んでもその子が寿命を全うしたなら素晴らしい」
そこに気付いてから、健康であることは素晴らしいけれどそのために何かに執着しすぎていたら手放した方が良い、病気があったらもちろんケアを頑張ってあげたいけれど病気は悪ではなくどんな状態だってその子は最高に素晴らしい存在だと思ったのです。
そして長生きに捉われなくなりました。
私自身お客様にかける言葉も変わりました。
そんなふうに思うようになってから最近は自分にかける言葉まで変わってきたのです。
「どんな私でも大丈夫だよ。」と
無理に言い聞かせるわけでもなく、心から沸いた思いと言葉により、現実も少しずつ変わっています。
病気も老いも死も尊い我が子にジャッジやエゴを抜きに関わり受け入れることができたらみなが更に幸せになれると思います。
源二郎は生きている時も色々残してくれたけれど、突然死というショッキングな出来事も私を変えてくれました。
2026年のトリマー橋本なみは、これまでと変わらず皮膚専門として皮膚にお悩みを抱える子をサポートしていきますが、昨年より一回り成長した私でエゴやジャッジ抜きにこれまで以上に素敵な関わり方ができたら嬉しいです。

知識ばかりのアップデートではなく、人としてもアップデートした橋本なみで今年も私のペースで、かつ熱い想いは変わらず、それでいてゆるっと力を抜いて邁進していきたいと思います。
そんな橋本なみ、皮膚専門トリミングサロンNamiをどうぞよろしくお願いいたします☺