BLOG

消化器をサポートするフードについて①

こんにちは。東京都町田市のトリマー兼犬猫ごはん講座講師の橋本なみです。一昨日まで10月とは思えないほど暑い陽気でしたが、昨日の雨から一転今日はとても肌寒い一日です☂

さて、今日は消化器系をサポートするフードについてお話ししたいと思います。私はトリマーという職業柄、普段犬の飼い主様とお話しをする機会の方が圧倒的に多いのですが、消化器系をサポートするごはんを食べている犬さん、ひじょーーーーーーーーーーに多いです。

消化器系をサポートするフードとはそもそも、どういったフードかと言うと、一言で「消化に良い」と言われているごはんのことです。

なぜ消化器系のフードを食べているのか?というと、例えばお腹が弱い(軟便・下痢をしやすい)とか、皮膚が悪い、とか以前に膵炎になったことがあるなど理由は様々ですが、病院からお勧めされて以来、ずっと消化器系のフードを食べ続けている犬さんの多いこと多いこと・・・びっくりするくらい消化器系のごはんを食べている子は多いです。

消化器系のフードはそれほど効果のあるごはんなのでしょうか?

実は飼い主様はそのあたり、効いているのか分からないけれどお勧めされたから・・という感じであげ続けている方もとても多いです。とりあえずお勧めされたから、それが良いのだろうと言った感じです。

では、ここから私の見解を書かせていただきますね。

まず、

フードに加工されている時点で消化の良いものはない

これだけは残念ながら消化器をサポートするごはんであろうと変わらない事実です。フードに加工されてしまうと、なぜ消化が悪くなるのでしょうか?

ここで少し考えてみてほしいことがあります。

「犬の体にはどんなごはんが合っている?本来どんなごはんを食べる生き物?」というところです。犬は元々フードを食べていた生き物かと言うと、そうではありませんよね。フードが普及したのは、何万年という犬の歴史の中でたったここ数十年のことなのです。

フードにはどんな材料が使われていますか?犬の体の維持のためにどんな食材が入っていると思いますか?少し想像してみてください☺

想像できましたか?(笑)まずどんな食材が思いついたでしょうか?きっと多くの方がお肉を思いついたのではないでしょうか?はい、お肉は犬さんの体を維持するためになくてはならない食べものです。お肉や魚などの動物性食材は犬にとって最も必要な食材です。あとは少しの野菜や果物、白いごはんなども食べることができます。

では、これらの食材を頭で想像してみてください。。。。。

どうですか?これらの食材が粉末状で思い浮かんだり形のなくなった姿で思い浮かびましたか?きっとそうではないと思います。しかし、フードというものは、全ての食材が均一に混ざるように一旦これらの食材を乾燥させて粉砕したり、ミキサーで混ぜたりします。そして丸く成型して焼くことで水分を飛ばし、ある程度日持ちするフードというものが出来上がります。

犬は本来肉などを高温で加工されたごはんが体に合うのでしょうか?何だかとても誘導感満載の質問続きですが、当たり前だと思っている常識から少し頭を柔軟に想像していただきたくてこのような書き方になっていることをご了承ください。。。

犬は、本来は獲物の肉を生で食べていた生き物です。けして生食を押したくてそう言っているわけではなく、それが犬本来の姿なのです。それが犬にとって最も体の栄養になり、生きて子孫を残すために最適な食べものであったのです。

フードは、日持ち殺菌するために高温で加熱して水分を飛ばしていきますが、それをお腹に入れた時、体はまずそのカリカリ状のものをふやかしてドロドロにしなくてはいけません。この時胃の中では、カリカリのフードをふやかしドロドロにするために、消化の第一段階が始まります

胃酸を大量に分泌し、フードを殺菌すると同時に、タンパク質を消化するためにタンパク質を分解する前駆物質であるペプシノーゲンを出し、胃酸と混ざることで活性化したペプシンとなってタンパク質の消化の第一段階が行われるのです。フードは非常に乾燥した状態のため、お肉そのものを胃に入れた時にはすぐに殺菌と同時に消化が進んでいくのと異なり、胃の中で大量の水分を使ってふやかさなくてはいけません。

このふやかすという作業は本来の犬の消化機能に想定されているわけではなく、フードであるがゆえに行わなければいけない作業なのです。

また、タンパク質は加熱することで構造が変性し、本来獲物の肉を食べて体の栄養としていた犬にとっては消化しづらくなってしまいます。肉を加熱するとギュッと縮んで硬くなるのはタンパク質の変性によって起こることなのです。そして、タンパク質の変性は高温であればあるほど、強く起こります。

私は生食も加熱食も講座の中でお話ししていますが、加熱食もとても素晴らしいごはんです。しかし、最低限の加熱であることは大前提にあります。最低限の加熱であればさほど消化に負担のかかってくるということは起こりません。

しかし、フードのように全ての食材を高温で加熱し水分を飛ばして固形状にしたごはんがはたして犬にとって消化に良いかと言うと、そのように加工されている時点でけして消化に良いとは言えないのです。それは消化器系をサポートするごはんであれ、同じことなのです。

では、今回はここまででまた次回に続きをお話ししていきますね。

次回、消化器系のフードは他と何が違うかということ、なぜフードに加工されているのに、消化に良いと言われて広く普及しているかというかということをお話ししていきますね。

手作り犬ごはん講座日程(全二回)

前半講座 10/27(水)12時半~16時、10/30(日)13時~16時半

後半講座 11/10(水)12時半~16時、11/13(土)13時~16時半

手作り猫ごはん講座日程(全二回)

前半講座 10/23(土)13時~16時半、10/25(月)12時半~16時、10/28(木)12時半~16時

後半講座 11/18(木)12時半~16時、11/22(月)12時半~16時、11/27(土)13時~16時半

講座はzoomにて行います。講座の詳細はCORSEよりご覧いただけます。講座のお申し込みや、日程の都合が付かない場合はお問合せフォームよりご連絡ください。日程の都合は可能な限りご対応させていただきます。

今日もお読みくださりありがとうございました☺