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犬の被毛と毒素排出の関係

こんにちは。東京都町田市のトリマー兼犬猫ごはん講座講師の橋本なみです。

今日は犬(猫も同じです)の被毛と毒素排出の関係についてお話ししていきたいと思います☺

わんちゃんを飼っておられる方は、わんちゃんの毛の役割というものを考えてみたことがあるでしょうか?また、なぜ毛は伸びたり抜けたりするのでしょうか?

一般的によく言われる被毛(毛)の役割には以下のようなものがあります。

体温調節機能-夏の暑さや寒さから身を守る役割です。冬の寒さから身をまもるという点は想像しやすいかと思いますが、夏にも被毛があることにより、直射日光からの熱を遮っているのです。

紫外線から肌を守る―犬の皮膚は人間の皮膚の約6分の1の薄さしかなく、紫外線による影響も受けやすくなります。人と同じように皮膚がんの原因の一つに紫外線があります。紫外線はけして悪い所だけではありませんが、年中皮膚をむきだしにしてお散歩していたらその影響は計り知れないかもしれません。

その他

病原体の侵入や感染を防ぐ

・雨から身を守る

など、野生の頃から主に外的刺激から身を守るために被毛は非常に大切な役割を果たしてきました。ですが、被毛にはもう一つ重要な役割があるのです。それは

体の中の毒素を排出する

という役割です。体の中の毒素とは何でしょうか?それは

有害金属のことを言います。有害金属とは水銀、アルミニウム、ヒ素、鉛、カドミウムなどです。これらの有害金属はどうやって体の中に入るのでしょうか?摂取元は以下などがあります。

水銀―マグロなどの魚介類、農薬、ワクチンetc

ヒ素—殺虫剤、除草剤、汚染された水

鉛—ガソリン、陶器、水道水、ペンキetc

カドミウム—煙草、排気ガス、合成ゴム、プラスチック

アルミニウム—アルミ鍋、アルミ缶、アルミホイル、歯磨き粉など

有害金属は地球の地殻上にも存在しており、生きている以上必ず体に取り込んでしまうものなのです。体に取り込まれた有害金属は全て排出することはできませんが、その一部を被毛から排出しています。

わんちゃんの毛の構造は犬種によって二通りあり、

①シングルコート

②ダブルコート

のわんちゃんがいます。①シングルコートの犬とは、上毛だけからなるヘアのことで、ほおっておくとどんどん伸びてトリミングが必要になるわんちゃんが多いです。プードル、ヨークシャ―テリア、マルチーズ、シーズー、ビションフリーゼ、シュナウザー、コッカ―スパニエルなどです。

②ダブルコートの犬とは、上毛と下毛の二重構造の被毛を持つ犬の事で、下毛を冬に備えて密生させたり、夏に備えて抜け落ちたりします。柴犬、コーギー、ポメラニアン、ダックスフンド、シェルティー、パピヨン、チワワ、ゴールデンレトリーバーなどです。

わんちゃんの被毛は、①のように伸ばすことで被毛から毒素を排出したり、②のように抜け落ちることで毒素を排出しています

被毛というのはただ体を外敵から守るだけでなくこのような役割もあるのです。

②のダブルコートのわんちちゃんは、本来は不要になった下毛を処理してあげればトリミングは必要があまりないのですね。このようなわんちゃんをトリミングしてしまうと、年齢の経過とともにトリミングした後に毛が生えてこない!ということが、かなりの確率で起こります。若いうちは代謝も活発なので、トリミングしても毛が生えてくるのですが、年齢と共に代謝が落ちると、毛周期が乱れ、毛が生えてこなくなるのです。全く生えてこなくなるわけではなく、所々まばらにしか生えてこなくなるという感じです。

毛が生えてこなくなるというのは、代謝が落ち正常な毛周期のサイクルがみだれているという証拠でもありますが、

毒素を排出しづらくなっている

という証拠でもあります。

まだ高齢ではないのになかなか生えてこないということもあります。こういったわんちゃんは基本的に毒素の排出が苦手なのです。

毒素(有害金属)の蓄積状況は、被毛検査で確認することができます。

毒素は地球に住む以上、また人と生活する以上必ず体の中に入ってきます。これをいかに排出してあげるかが一番大事になってくると思っています。できるだけ排出しやすい体作りというものに、食べるものが関わってきます。有害金属の排出に作用する栄養素はビタミンC.E亜鉛などのミネラル、またグルタチオンというアミノ酸の一種などがあります。

もう一つ、トリミングという外からのケアで排出を促す方法もあります。私は将来的に、そういった毒素の排出をサポートしたり、体の中から免疫力を上げる方法を伝えながら、わんちゃんの健康をサポートするサロンを作りたいと思っています。これももう少し勉強していずれシェアできたらいいなと思っています。

話は戻りますが、被毛にはそういった役割があるので、本来トリミングが必要でない犬種をトリミングして毛が生えてこなくなるというのは、毒素を排出しづらくなっている証でもあり、まばらにしか生えてこなくなるので、それが気になってまたトリミングに出し、またまばらにしか生えてこなくなるという負のループに陥りやすいのです。これはダブルコートでトリミングされているわんちゃんに非常に高い確率で高齢になった時に起こります。

シングルコートのわんちゃんは基本的にトリミングが必要です。ですが、ダブルコートのわんちゃんは、本当にカットが必要か、汚れやすい部分だけカットしてわんちゃんと飼い主様お互いのクオリティーオブライフの向上を目指すという方法もあります。

そして、被毛からの毒素排出の妨げにならないように、特にダブルコートで抜け毛の多い子は、定期的にプロにシャンプーをお願いすることをおすすめいたします。不要な毛をしっかり抜いてまた生えさせるというプロセスが踏めるよう、サポートしてあげてほしいのです。

わんちゃんの健康をサポートする方法って食事だけでなく本当に多岐に渡ってあるんです。

多方面からわんちゃん猫ちゃんの健康をサポートできるようなトリマーでありたいと思っています。

最後に一つだけ手作り犬ごはんをご紹介して終わりますね。

これは生の牛肉、卵黄、マイタケ、オクラを使ったごはんです。何だか見た目ユッケのような仕上がりになりました(笑)生肉に抵抗がある方、また生肉に慣れてないわんちゃんへは、まずは火を通して徐々に徐々にレアから生にして移行する方法をおすすめしています。

やっと前半の講座概要が出来上がりました。これから後半戦に突入します。講座開講までしばらくお待ちください。

今日もお読みくださりありがとうございました。